税理士 岸野康之 事務所

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閑話休題 ~政治家にとって重要なぬくもりとは~

なんだか変なタイトルを付けたが、僕が政治家に、ぬくもりを求めているわけではない。

先日の新聞書面、トップが「民主党議員の補選勝利」の見出しが躍ったのを見て、ふと、政治家との触れ合いで思い出したことがある。

前職会計事務所のボスは、政治的な動きを好む人で、少しでも関わりがある政治家のパーティーがあると、よくチケットを購入していた。

ときどき、そういうチケットを職員にまわすので、僕もそれが楽しみて、いろいろな国政議員のパーティーに顔を出していた。

その中でも、8年近く前に、二つの国政議員のパーティーに出席した時のことが、とても印象深い。

まず、昔一緒に色々な仕事をした、ある民主党議員のパーティーに出席した時のこと。

再び下野した直後で、さぞかし気落ちしているであろうと、応援する気持ちで参上したのだが。

その彼が、参加者たちと握手したり話したりしながら、こちらに歩いてきたので。

「どうもどうも〇〇さん、お元気そうで良かったです」、と話しかけたら。

彼の顔に「あなた、誰ですか?」と書いてある。

事業仕分けや市長会の仕事で、あれだけ無償で一緒に飛び回ったというのに。

コヤツ、僕を忘れよったか。。。

まあ国政議員ともなると爆発的に知己も多いし、忘れもするだろう。

あとでまた、ヒマそうになったら話に行くか、と思っていたら。

ドジョウ(元総理)とレンポウとつるんで、目の前で、談笑し始めやがった

おいおい、僕ら支援者(参加費はボス持ちだが)は、あんたたちと触れ合うために来ているんだぜ。

それが支援者たちを放っておいて、内輪で話し始めるのかよ。

あんたたちは、どこを見て仕事をしているのか・・・

と、呆れてしまった。

さて、その少し後。

何の接点もなく、支持もしていないが、石破茂さんのパーティーに行った時のこと。

いつもなら誰かと一緒に行くか、一人で行ってもその場で、話し相手ができるものだ。

しかし、この時は話す相手がおらず、仕方ないのでメシと酒をいただいて、早々に辞そうかな・・・と思っていたら。

「どうも、どうもぉ、今日はありがとうございますぅ(´▽`)」

と言いながら、まるで旧知の友のように語りかけてくるおっさんがいる。

おお、当の石破茂さんじゃないか。

後ろから、ニコニコしながら丸川珠代議員も語り掛けてくる。

お礼を述べられ、絆を確認し合うように固く熱い握手して、何かの世間話をいくつかして

なんだか、昔からの友達が集まったような、ちょっと楽しい空間だった。

僕は、まったく自民党支持者ではないし。

政権与党に返り咲いた自民党に、言ってやりたいことが、山ほどあったのだが。

あんなに暖かい笑顔と態度でお話されてしまうと、なんだか、お友達になりたくなってしまう。

さすが安定の自民党、そしてさすがに派閥の長となる人物、心を取り込まれかけてしまった。

AVESHIやGASの政権なんて、誰が支持してるんだろうか、と、理屈で考えたら不思議でならないが。

あの笑顔と、固く熱い握手で、一応エライであろう国政議員に語り掛けられたら。

彼らのぬくもりに、触れてしまったら。

我々パンピーは「いい人たちだなぁ」って、思っちゃうよね。

いまの野党が何かをひっくり返そう、というのなら。

どうせ、政策論争は与野党とも、大したことはできないとしても。

「ぬくもり」であれば、「ぬくもり」を駆使できれば、いくらでも巻き返せるのでないかと思う。

(おカネとか、いけない「ぬくもり」は絶対ダメ)

僕は政治家という職業の人たちを、偉いとは思っていない。

税理士や会社員と同じ、職業の一つだとだけ思うのだが。

プライバシー0で、人気競争を勝ち抜いた職業集団であること。

この一点においてのみ、ではあるが、彼らには大いに敬意を抱いている。

そして、そうであるからこそ、与野党問わず、政治家という人々を応援し続けたいと思う。

岸野康之 拝(本日重量 86.0Kg  2021年2月21日 89.3㎏(着衣))


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